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EXCELで米国金利を語る [よもやま]

以下は素人の分析なので内容についていかなる責任も取らない。投資を推奨するものではない。kinri2.PNG

◆専門家はあてにならない
いいすぎか。
彼らは彼らの目的があって、株屋だったら株を売買してほしい、保険屋だったら保険を、銀行だったら、うーん最近は銀行も郵便局も同じ穴のなんとかか?
自己売買部門があればさらにそうなのは想像にかたくない。
安値で売って、宣伝して、売り抜けたい。
安値で黙って仕入れ、買い集めたところで素人筋に宣伝して、人気をあおって売る。
たとえば専門家の集うこのサイト。ブルームバーグのこの記事、あ、サイトの問題ではないのであしからず。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-26/PQJYIQ6JIJUO01
‥よく言うよ。これだけ大外しすると普通許されるのは競馬評論家くらい。
なので、こいつらは知っていてうそをついていると思わざるを得ない。

◆米国政策金利は予測できないか
いうまでもなく、世界の大本となっている金利。さすがの中国も、マネーの世界では一歩も二歩も譲る。ずっと上げてきたがついにこの7月で下げはじめるという。
だが‥、上記のポジショントーク専門家は別として、米国金利打ち止め説はずっと前から予測されていた。たとえば↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38529530U8A201C1FF1000/
政策金利の決定にサプライズがあったら、市場は相当混乱する。安定をつかさどる中央銀行としても、市場のコンセンサスにある程度従わざるを得ない。これを前提とすると、むしろ「非常に思いあがった言い方だが」米国政策金利は既定路線を走りやすいのではないかと推測。
たとえば今、7月時点で、すでにあと数回の利下げは予測されている。時期は別として。
もっとも、サブプライム危機とか、バブル崩壊とかどうなんだ、と言われそう。あのときも前々からもう限界だけどよそが降りないから、というチキンレースで、最後まで突っ走ったやつらが崖から落ちた(バブルの物語:ガルブレイス)って感じ。

◆米国政策金利の先行指標はなにか。米国債でしょうか?
『「非常に思いあがった言い方だが」米国政策金利は既定路線を走りやすい』となると、それを読んでプロフェッショナルが早くから動く指標があるのでは。
その指標の後から動く指標があれば、先回りできてウハウハなのでは。
というか、各投資機関は、そうやっているんでしょ?素人には内緒で。
と思って、USのことはUSに聞けという精神で、データをもらってくる。
米国債。なかなかデータそのものを掲載しているサイトはないが、たとえば
https://jp.investing.com/ ここの https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield-historical-data
毎月のデータが掲載されている。
政策金利そのものもデータがあるようでないけど、たとえば
https://www.gaitame.com/markets/seisakukinri/
ここらからコピーして、EXCELで加工。kinri.PNG
こんな感じ。10年物、2年物、3か月物の米国債金利をコピペ。
まーここまではだれでもできる。グラフを先頭に掲載した。

◆相関分析
政策金利と3M、2Y、10Yとの関係を分析する。もっとも分析するのはEXCELなのでこちらでやることはデータを並べて、関数を作るだけ。
国債の金利は政策金利を先回りして動くと想定。そうしないと投資家は損する一方だから。なので分析は、
・いまの国債金利といまの政策金利の相関関係
・1月前の国債金利といまの政策金利の相関関係
・2月前の国債金利といまの政策金利の相関関係

このなかで、一番相関の高いデータを探してみる。
関数は PEARSON(データ列1、データ列2)。絶対値が大きいほど相関がある。
データは、過去にさかのぼるほど(数が多いほど)よさそうに思えるが、そうはいってもバックミラーを見ながら未来を語るのもほどほどにしないといけない。

◆結果‥
国債金利のデータは月初のものなので、政策金利の変更日とは最大1か月ずれる。
・10年物米国債金利は政策金利に4-5か月先んじて動くが数値的に信頼度はやや落ちる
・2年物米国債金利は政策金利に3-4か月先んじて動く
・3か月物国債金利は政策金利と1か月先行~ほぼ一致する
‥いや、過去のデータからはそうなっている、っつうことです。kinri3.PNG
ってことはだな、年内は政策金利が下がり続ける予想が合っているかどうかについては、10年物米国債の金利が下がり続けて、それに追随する2年物米国債金利も下がり続ける間は、政策の変更は無く従って3か月物国債金利も下がり続けるって予測できるんじゃ。

しらないよー。

新版 バブルの物語

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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